日本青年館ホールで行われたPASSPO☆のワンマンフライト「青年も、大志を抱け!」ツアーのファイナル公演に行ってきました。
■PASSPO☆がPASSPO☆であるために
「『I』」を歌う前のMCであいぽんは「今いる場所にいつづけるためには、強くならなければならない」と言った。
2016年11月 所沢航空公園
2017年 9月 日本青年館ホール
2018年 9月 中野サンプラザホール
着実に1歩ずつ成長を続けるPASSPO☆。
2009年からの8年間、結果として「みんながいるから強くなれた」のかもしれないが、その前に「みんなと一緒にいたいから強くなりたい!」とクルー全員が思っていたから、ここまで頑張ってこれたのだろう。
その思いが言葉となって表れてきたように思う。
そして、あいぽんは、学生にも、社会人にも、アイドルにも同じメッセージを送った。
「自分はここには必要ないかも…」と思ったときにこそ、強くあってほしい、と。
もし、ダメだったとしてもそこに残るのは「諦めた自分」ではなくて「前より強くなった自分」だから、と。
MCの最後にあいぽんは「私たちはPASSPO☆であり続けることを絶対にあきらめません!」と宣言した。
会場にいた全ての人にとって、最高のエールになっただろう。
■ライブの軸になっていたBAND PASSPO☆
BAND PASSPO☆をフライトで見るのは今回が初めてだったので、バンドとオケ(ダンス)を交互に見せる構成になっていることを知らなかった。
実は「BNAD PASSPO☆コーナー」的なものがあって、数曲演奏して終わりかな?と思い込んでいたので、フライトの要所要所、特に中盤をしっかりと盛り上げていた事に驚かされた。
その中でも特に「凄いな」と思ったのが、ビーフorチキンのコーナー。
このコーナーは、パッセンの多数決によって、その日のセトリが変わるというものだが、今回、選ばれたのが次の4曲。
・Pretty Lie
・キャンディールーム
・くちゃラブ
・Mr.Wednesday
曲目が決まると、曲順や全体の流れ(繋ぎ)を決めていくのだが、ここで驚きの発言をしたのがみおみお。
「『キャンディールーム』『Mr.Wednesday』『Pretty Lie』はバンドでできるよね?」
「えっ、本当に?」というのが、この時の率直な感想。
候補としてあがっていたのである程度の準備は出来ていたとは思うのだが、オケでパフォーマンスした方が確実なのに。
そう言ってしまえるほどに、バンドに本気で取り組んでるんだろうな、と感じた。
■歌声に魂をのせて
普段は自然体で、おふざけが過ぎることもあるクルーたちだが、決めるときは決める。
あいぽんのMCに続いてBAND PASSPO☆で初披露された「『I』」
「ここにいたい!」という思いを持ちつづけたクルーたちが、叩きつけるように、雄叫ぶように、その魂を歌声にのせて会場にいるパッセンに向ける。
クルーのその想いを魂で受けたとったパッセン。
「『I』を聴いて涙腺が崩壊した」という声をいくつも聞いた。
クルーとパッセンの魂のぶつかりあい。
PASSPO☆のフライトでしか体験できない感覚が確かにそこにあった。
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■PASSPO☆
青年も、大志を抱け!ツアーファイナル
■2017年9月9日(土)
■日本青年館ホール
■セットリスト((B):BAND PASSP0☆)
1.HONEY DISH
2.すてんだっぷガールズ!~第1話ダメダメ怪獣にご用心~
3.ViVi夏
4.7’s Up
5.BABY JUMP(B)
6.WANTED(B)
7.Pock☆Star(B)
8.Love Diary(B)
9.Party like a Rockstar(B)
10.「I」(B)
11.You
12.Mr.Wednesday(B)
13.キャンディー・ルーム(B)
14.Pretty Lie
15.くちゃLOVE
16.WING
17.Play Ground
18.無題
19.フィルム
20.バチェロレッテは終わらない
Encore
21.STEP&GO